ゴルフのマナー気をつけるべき7つのポイント

ゴルフのマナー気をつけるべき7つのポイント

ゴルフはマナーのスポーツと言われています。ゴルフのルールブックには、ゴルフの伝統を守る意味でのマナーや、同伴者や周囲の人に迷惑や怪我をさせない為のマナーが書いてあります。あなたは、ゴルフのルールブックを読んだことがありますか?



ゴルフのマナー気をつけるべき7つのポイント

日本ゴルフ協会の規則の第1章は、『エチケット』です。ほとんどの試合で審判員がいないゴルフというスポーツは、違反行為などをしない等のマナーを1人1人がきちんと守らなければ、成り立たないからです。大事なマナーをご紹介します。

①服装のマナー

ゴルフに行く時に、ゴルフウェアを着て、ジャケットなどを羽織っていく人もいれば、普通の服を着てゴルフ場で着替える人もいますが、ドレスコードが違うので、マナーの1つとして、事前に確認しましょう。男性であれば、襟付きのシャツにジャケット+スラックス、女性であれば、ジャケット付きの清潔感のある服であれば、まず問題ありません。気を付けなくてはいけないマナー違反が足元です。ゴルフシューズやスニーカーなどはやめてください。女性用の夏場のサンダルも注意が必要です。不安であれば、シンプルなパンプスやローファーにしておきましょう。初心者は、ゴルフウェアも襟付きのシャツ+スラックス、女性の場合は、短すぎないパンツなどが無難です。ドレスコードというマナーをきちんと守りましょう。

②挨拶のマナー

ゴルフ場では、どこでも丁寧に挨拶をしてくれます。ホテルなみの丁寧な接客のゴルフ場もたくさんあります。もちろん仕事だから当たり前ですが、ホテルと違うのは、ゴルファー同士も、朝は『おはようございます』、ラウンド後のロッカールームなどでは、『お疲れ様でした』と挨拶をします。初めてゴルフ場のロッカールームに入ると、ビックリしてしまうかもしれません。しかし、今日1日、同じゴルフ場で、ゴルフというスポーツをするゴルファー同士という気持ちで、みなさんに挨拶をしてください。それが、ゴルフのマナーであり、気持ちよくラウンド出来る秘訣でもあるのです。

③安全確認というマナー

スポーツに危険は付き物ですが、注意すれば、防げるものが多いはずです。特にゴルフは、ゴルフクラブを振って、硬くて小さなゴルフボールを飛ばします。練習スイングやストロークに入る前には、必ず、自分の周辺に人がいないかの確認してください。それから、前の組のプレーヤーが、自分のゴルフボールが届く範囲を出るまでは、プレーを始めてはいけません。ゴルフボールが当たってしまうと大怪我してしまう可能性がありますし、自分の周辺にゴルフボールが飛んできてしまうと、また飛んで来ないかと不安になってしまい、満足なプレーが出来ないこともあるのです。安全確認は、大切なマナーです。マナーを守っていても、ゴルフボールが曲がって、隣のホールに飛んでしまったり、先ほどの安全確認を怠って、前方の組のプレーヤーの近くに打ち込んでしまいそうになった場合は、大きな声で『フォアー』と言ってください。『ファー』や『フォー』と思っている人も多いのですが、『fore』です。実際の使用は、どれでもいいので、大きな声で言う事が大切です。危険球を周囲に知らせるためのマナーなので覚えてください。

④邪魔をしないというマナー

ゴルフはスポーツです。違うのは、移動中に同伴者と話しながらプレー出来るということです。ただ、それを勘違いするのは、止めてください。大きな声で話をすれば、前後や隣のホールのプレーヤーに聞こえてしまいます。そのせいで、ミスショットをしてしまう場合もあるのです。他のプレーヤーがストローク(ボールを打つためにスイングする準備段階)に入る前には、静かにしてください。ゴルフクラブの出し入れの音も、意外と気になるので気をつけましょう。みんなが気持ちよくプレー出来るように、マナーを守ってください。

⑤プレーペースのマナー

ゴルフのラウンド中は、ミスショットをしたり、自分のゴルフボールが見つけられないということがあります。ミスショットして、前の組と間が空いてしまった場合は、ゴルフボールの落下地点まで、走って移動して、間隔を縮める努力をすることもマナーです。また、紛失球は5分以内に探さなければいけません。見つからない場合は、元の位置に戻って1打罰で打ち直すため、かなりの時間のロスになります。落下地点が確実でない場合は、暫定球を打っておきましょう。特設ティーがあるホールの場合の1打目は、暫定球は不要です。見つからなかった場合は、『プレ4』と言われる3打罰で、特設ティーから打つ球を4打目と数えたり、『プレ3』があるところもあるので、それを利用します。前の組との間隔を空けないことがマナーなの、移動は早く、ストロークに入ってからは、ゆっくりと自分のリズムでプレーしましょう。

⑥コース保護のマナー

ゴルフのマナーの中に、コースの保護というものがあります。簡単に言うと、コース上を出来るだけ元の状態に戻すということです。例えば、バンカーにゴルフボールが入り、ショットしてゴルフボールがバンカーから出たら、すぐにレンキで、足跡やゴルフボールの跡を平らに均してください。フェアウェイなどでも、このマナーは有効です。ディボットと言われる、ショットする時に芝を削り取ってしまった跡に、芝を戻したり、ゴルフカートの後ろのバケツの砂を、ディボットにかけてください。芝の保護と後続プレーヤーのゴルフボールがディボットに入って、プレーし辛くなることを防ぐためのマナーでもあるのです。初心者が忘れやすいマナーの1つなので、覚えておいてください。

⑦グリーン上のマナー

グリーン上でのマナーに、同伴者のパッティングライン上に影を作らないというものがあります。短い距離も、1打は1打なのです。芝目を見て、打ち出し方向などを決める為、人の影があると邪魔なのです。また、芝目が変わってしまう可能性があるので、同伴者のパッティングライン上を歩いたりしないようにしてください。もし、踏んでしまった場合は、誤ることもマナーです。気をつけましょう。


ゴルフのマナーは、コース上の全てのプレーヤーが安全に楽しくラウンド出来るためのものです。ゴルフならではのものもありますが、ある意味、普通のマナーなのです。コースデビュー前にルールブックを読んで、確認しておきましょう。デビュー後でも遅くはありません。ゴルフのマナーを守ることが、プレーするための資格なのです。