ゴルフのルールブックは、第1章のエチケットから始まり、ゴルフクラブ等の規格までたくさんのルールが書いてあります。全てのゴルファーが楽しく安全にプレー出来る為のルールです。もちろんゴルフにおいてルール違反にはペナルティーもあります。ゴルフのルールについておさえておきたい点をまとめてみました。
基本的なゴルフのルール7つ
ゴルフのルールはラウンドする際は特に重要です。なぜならゴルフはルールに一番厳しいスポーツと言っても過言ではありません。初心者の場合、ラウンドすることだけで精一杯な為、ゴルフのルールをきちんと理解してプレーするのは難しいはずです。しかし、最低限これだけは知っておかないと恥ずかしいという基本的なルールをご紹介しますので、ラウンド前に確認しましょう。
OB(アウトオブバウンズ)・1打罰
OBとは、各ホールの規定の場所(白杭)からゴルフボールが外に出てしまった場合のペナルティです。このルールは山や林の中など、安全にボールを打つことができない場所に設定されていることが多いです。対処方法は、1打目ががOBだったら1打罰です。次に打つゴルフボールは3打目として、再びティーショットを打ちます。ただし、ローカルルールで特設ティーが設置されているコースではプレーの進行をスムーズにする為に、3打罰などで特設ティーから4打目として打ちます。セカンドショット(2打目)以降がOBだった場合は、1打罰で、OBとなってしまったゴルフボールを打った場所の近くで、ドロップして(ゴルフボールを肩の高さから落とす)再度打ちます。ドロップしたゴルフボールが、グリーン上のホール(穴)に近づいてしまった場合は、もう1度ドロップしてください。
ロストボール・1打罰
プレー中のゴルフボールを 探し始めてから5分以内に見つけられない時は ロストボール(紛失球)になり、ルールに則って1打罰のペナルティが科せられます。その際は、ゴルフボールを最後に打った所の出来るだけ近くに戻って 1打罰で 打ち直します。かなりの時間のロスが出る為、ゴルフボールの落下位置がはっきりしない場合は、暫定球を打つことが出来るので、同伴者に宣言して、打っておきましょう。その際、最初に打ったゴルフボールが見つかった場合は無罰なので、見つかったことを同伴者に宣言して拾い上げてください。見つからなかった場合は、暫定球の1打+ペナルティーの1打罰を加えてプレーするのがルールです。
空振り
空振りは、ペナルティーではありません。ただし、素振りではなく、空振りの場合は1打とカウントされるので、1打目で空振りをしてしまった場合は、同じ位置から2打目としてゴルフボールを打ちます。打つつもりでスイングした場合は、1打としてカウントするのです。初心者には、ありがちなので覚えておいてください。
ウォーターハザード・1打罰
打ったゴルフボールが池に入ってしまった場合のペナルティを『ウォーターハザード』と言います。1打罰で元の場所から打ち直します。又は、ここから先はウォーターハザードですという意味を持ったエリア(赤杭で囲まれている区域)があり、ゴルフボールが最後に横切った地点とグリーン上のピンを結んだ後方線上にドロップして、1打罰でプレーを続けます。
バンカー(砂場)
バンカーに入ったゴルフボールを打つ際のルールで、クラブを構えたり素振りをしたりして、ゴルフボールを打つ前にクラブで砂に触れると2打罰となります。バンカー内にある石や木の葉などに手で触れても2打罰なので、注意しましょう。
動かせない障害物がある場合
ゴルフコース内の動かせない障害物によって、スタンスやスイングの妨げになるなど、プレーの続行が出来ない場合は、無罰で救済を受けることが出来るというルールがあります。動かせない障害物とは、カート道路や金網、排水溝などです。ちなみに木は障害物ではありません。救済を受ける際は、グリーンのホールに近づかない・プレーに邪魔にならない・元のボールに一番近い場所に、ティなどでマークします。その場所をニアレストポイントというのですが、そこからワンクラブレングス(クラブ1本分の長さ)以内の場所にボールをドロップしてください。面倒だという理由で、そのまま打つ人もいますが、スイングが乱れて、ミスショットすることもあるので、救済を受けるようにしましょう。
グリーン上での違反
ゴルフボールがグリーン上に乗ったら、ボールの向きを調整したり、他の人の邪魔になったりしないように、自分のゴルフボールの後ろにマーカーなどの目印を置いて、プレー中のボールを拾うことができます。目印を置かずにゴルフボールを動かすと1打罰になってしまいますので、気をつけてください。
以上ゴルフの基本的なルールでしたがいかがでしたでしょうか?今回、ご紹介したゴルフのルールは、ゴルフをする上で最低限、覚えておかなくてはいけないルールです。ゴルフは基本的に審判がいないスポーツなので、ゴルフのルールを知らない人ばかりでラウンドしては、他の組の人に迷惑がかかります。だからこそ、これ以外のルールも時間がある時に確認したり、コースで少しずつ覚えていくのが望ましいです。